ある北京の路地裏に、小さなおもちゃ屋があった。そこで、ぜんまい仕掛けの人形と五歳の少年・王小明が出会う。少年の幼少期は、ショーウィンドウ越しにパフォーマンスを見せ、彼を楽しませてくれるこのおもちゃの友達と共に過ぎていった。春が去り、また春が巡ってくる。時は留まることなく、少年は日々成長し、大きな少年になり、青年へと変わっていった……。しかし、ぜんまい人形は成長せず、彼を待ち受けるのは朽ち果てることだけだった。少年はもう人形と遊びに来なくなり、人形は街角のショーウィンドウの中、少年の記憶の中に忘れ去られていった。ある日、別の小さな少年がショーウィンドウに顔を寄せ、人形に声をかける。人形は嬉々としてパフォーマンスを始めるが、すでに錆びつき、力が及ばない……。本作は、第一回中国(北京)国際大学生アニメーションフェスティバルにおいてアニメーション部門ノミネート賞を受賞した。
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