夏が再び北京を訪れ、白塔前の路地では、子供たちが集まって、ポップコーン屋のおじいさんが大きな音を立てるのを見つめ、空気には誘惑的な香りが漂っている。少年はキオスクで好きな雑誌を買い、サイダーを飲みながら自転車をこいで家へ急ぐ。少年の部屋の壁には『幽☆遊☆白書』や『ドラゴンボール』など人気の日本漫画のポスターが貼りめぐらされ、机の上にも様々なアニメキャラクターのフィギュアが並んでいる。ランニングシャツを着た少年はペンを走らせ、クラスで気になっている女の子の姿を描いている。夢の中で、彼はその子と手をつなぎ虚空を旅し、抱き合い、キスを交わす、それはあまりに美しい光景だった。翌朝、小屋に差し込む朝日が少年に残したのは、ただ無限の感慨だけ。授業中にこっそり描いた女の子の絵を先生に見つかり、没収されてゴミ箱に捨てられたノートは、なぜかその子の手に渡ってしまう。心の内を知られてしまい、このもどかしい淡い恋心はどこに収めたらいいのか……
本作は北京電影学院「第10回アニメーション学院賞」審査員特別賞および水城アニメ賞を受賞した。
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