『血機械』は、大学学部時代の卒業制作として制作された、全工程を独自で手掛けた独立CGアニメーション短編である。制作期間は約3年に及び、全編9分の作品となっている。前期の絵コンテ、背景、キャラクターアニメーション、レンダリングなど一連の工程は独自で完成させ、後期のカラーグレーディングとサウンド部分は同学との協力によって仕上げた。
本作の舞台は、人類と人工知能が核戦争を繰り広げてから180年後の世界である。世代を重ねるごとに人々は放射能環境での生活を余儀なくされ、放射線は取り返しのつかない影響を及ぼした――この時代の大多数の人類はもはや次の世代を残すことができず、ごくわずかな新生児も健全な身体を失っている。
物語は、主人公が都市の森の中で追跡をかわす過程を追いながら、強力なAI時代の終末期における世界観と、180年後の新生人類たちが人工知能に対して抱く態度や考え方の変遷を、一歩一歩と描き出していく。
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