青山を踏破しても人は老いず、ふと振り返れば、あの剣は眉間を離れたばかりなのに、すでに心の中にある。朝天大陸で山村に隠棲していた井九は、偶然にも生まれながらの道の種である柳十歳を書童として迎え入れる。二人は縁に導かれて青山宗へとたどり着くが、「平凡で何の変哲もない」井九が「天賦の才に恵まれた」天才・柳十歳を下僕にしていることで、周囲から非難の的となる。承剣大会では、井九は神末峰の無表情・無口・無関心の少女・趙臘月とも出会う。「怠惰」極まりない井九は静かに修行に励みたいだけだったが、運命は三人を巨大な江湖の争いに巻き込んでいく……太虚の下、青山は遠いか?遠くない。
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