ハイランド王国では、かつて妖精たちが自由に暮らしていたが、人間たちの裏切りによりその時代は終わった。翼を一枚でも奪われた妖精は、その翼を持つ者の意思に生死を握られてしまう。人間たちはこの力を利用し、妖精を奴隷として支配した。しかし、15歳のアン・ハルフォードは、妖精と人間が対等に扱われる日が来ることを心から願っている。
彼女は、亡き母のように「銀砂糖師」になることを夢見る菓子職人見習いだ。その高い目標を達成するため、アンは年に一度の王室菓子博が開催される王都ルイストンへと向かう。しかし、この稀代の称号を得るには、銀砂糖で作った彼女の菓子が、博覧会で王室勲章を受賞しなければならない。
危険な旅路の護衛として、アンは口の悪い戦士妖精シャル・フェン・シャルを雇う。残酷な妖精商人から彼を救い出したアンは、王都に着いたら翼を返すと約束する。その言葉にシャルは戸惑いを隠せない。やがて二人の旅が進むにつれ、共に過ごす時間は増え、互いの真の願いについて知っていくのだった。
[Written by MAL Rewrite]
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