南の島で両親と暮らす11歳の少年トーマは、ある日島の遺跡で一人の少女と出会う。その少女の名はヘルガ。無口で、いつも未知の場所の風景を描き続け、その風景の場所へ行きたいと願う不思議な少女だった。そこでトーマと、ヘルガに思いを寄せる少年・ジードの二人は、ヘルガを「彼女が行きたい場所」へ連れて行くことを決意する。
一方、数十年ごとに現れる謎に満ちた黒衣の集団「ベフェルの子どもたち」がいた。彼らは長い歳月をかけ、ただ一人の人物を追い続けていた。繰り返される歳月に疲弊し、謎の少年・ドゥーマの妨害で仲間を減らしながらも、彼らは一心に少女を探し続ける。
さらに、少年少女連続失踪事件を追う刑事・クックは、捜査の中で「ベフェルの子どもたち」の存在を知る。調べを進めるうちに、彼らの神秘的な不可解な現象、そして後に現れる謎の青年…失踪した子どもたちには一体どんな秘密が隠されているのか?
並行する3つの物語はやがて複雑に絡み合い、五百年の時を超えて交錯する。そして全ては、ある惑星の悲劇から始まっていた。
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