中学二年生の奈緒は、学校のデジタル写真部の部長だ。部長とはいえ、部員は二人しかいない小さなクラブに過ぎない。奈緒はあちこちで写真を撮るのが好きだが、なぜか彼女が撮るのはいつも空と雲の写真ばかりだ。
ある日、奈緒はいつものように校舎の屋上で撮影をしていたが、思いがけなくも自由に風を操り、空を飛ぶ猫に出会う。驚いたあまり、奈緒は屋上から転落してしまうが、不思議な強風に救われる。その風を操っていたのは、臨時教員の大気先生だった。
大気先生の故郷の人々は皆、風を操れると知って驚いた奈緒は、自分も風の力を手に入れたいと決意する。そして親友のミキとクラスメイトの潤と共に、大気先生の故郷である山々に囲まれた「風の里」へと向かう。ちょうどその時、年に一度の「風の祭り」が始まろうとしていた……
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