13歳の花園かりんは、人生がこれ以上悪くならないと思っていた。幼い頃に両親を亡くし、成績の悪さから「バカ」や「役立たず」と平気で罵る叔母に預けられた。唯一の友だった愛猫・しーちゃんも最近亡くなり、彼女は完全に孤独だった。両親の形見は、母から譲り受けた指輪だけ。過去の名残として、彼女が大切にしているすべてだった。
『かみちゃまかりん』は、彼女の人生が好転し始める瞬間から始まる。同じく両親を失った可愛らしい少女・九条姫香と、女の子が苦手な従兄の九条和音に声をかけられたのだ。二人は「女神」を探していた。彼らの前で、母の形見の指輪は輝きを増し、かりんをその光で満たす。それは彼女をより聡明に、より速くし、願いを叶える力を与えた。その指輪こそが、彼女を二人が探し求める「女神」へと変えるものだった。そして、その力に目覚めた今、それを求める者たちが彼女を狙い始める…
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