天下は定まったが、乱世は未だ終わらず。
天下第一の剣客・蓋聶は、旧友の子・荊天明を連れ、秦王の追手を逃れて茨の道を歩み始める。幼き天明は、自らの出生やこれから経験する運命について何も知らないが、運命の手は既に彼の足元に極彩色の絵巻を広げていた。
秦の国境、残月谷で、蓋聶は単身で剣を振るい、300騎の大秦精鋭騎兵を殲滅した。天下第一の剣客は全身に傷を負いながらも、幼い天明に真の強者とは何かを示した。
この報せを受けた皇帝は激怒し、宰相・李斯に一切の反秦勢力を根絶やしにするよう命じる。
李斯は、江湖(武林)の力で江湖を制する「毒をもって毒を制す」策を提案する。
鬼谷の継承者で、元韓国の貴族・衛荘は、20年前に同門の兄弟子・蓋聶に敗れて以来、師兄を倒して天下第一の剣客の名を奪うことを生涯の願いとしていた。そのため、彼は肉体を犠牲にして鬼谷派の禁断秘術を修練し、その実力は計り知れないものとなっていた。李斯は蓋聶を餌に、衛荘を山中から誘い出そうとする。
逃亡の途中、天明は楚国の大将軍の末裔・少羽、墨家の高手たち、そして謎めいた少女・高月らと出会う。
衛荘配下の四大天魔王が奇抜な技を繰り出し、彼らを執拗に追い詰める。
天明は数々の苦難を乗り越え、並外れた機転と勇気で次々と敵を打ち破っていく。しかし衛荘の周到な策謀と張り巡らされた罠により、天明と蓋聶はついに絶体絶命の窮地に追い込まれる。衛荘がこれら全てを画策した目的は、蓋聶に真剣勝負を挑むことだった。
20年来待ち続けた宿命の戦いが、鬼谷派の縦と横、二人の弟子の間でついに爆発する。
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