東京のアリス学園(正式名称:国立アリス研究機関学園本部)は、特殊能力「アリス」を持つ者だけを募集する特別な学校で、一度入学すると卒業するまで学校を離れることはできない。
幼馴染で姉妹のように仲の良かった今井蛍が何の前触れもなく田舎の小学校から都会の学校に転校してしまい、佐倉蜜柑はどうしてもこの事実を受け入れられず、家を飛び出して単身で蛍のいるアリス学園へと向かう。しかし、学園に入ることさえできないことに気づく。塀の外をうろついているところを、人身売買業者に拐わされそうになるが、幸い学園の鳴海先生に助けられ、蜜柑にアリス能力の可能性があることを発見される。こうして「当然のように」アリス学園に入居することになった。
新たな学園生活は、蜜柑にとって喜びと憂いが半分ずつだった。喜びはついに蛍と再会できたこと、憂いは問題児の日向棗と同じクラスで隣の席、しかもパートナーになったこと。さらに蜜柑が驚愕したのは、彼女が心から歓迎して入った学園が、実は生徒たち公認の「牢獄」であり、日向棗は学園嫌い派の典型だったことだ。
来たからにはここで頑張ろう。たとえクラスメートから疎外されようと、無星に評価されようと、自分のアリスが何なのか分からなくても、頼りにしていた祖父に会えなくても、負けず嫌いの蜜柑は諦めなかった。
もともとは蛍を追いかけてアリス学園に来ただけの蜜柑だったが、最終的にはここで喜び、勇気、信頼、そして友情を手に入れることになる……
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