鎌倉女学園では学期末の最終日、夏休みが始まろうとしていた。真面目で礼儀正しい14歳の立花いちかは、友達と過ごすこの夏休みを、きっと特別な思い出にしようと胸を躍らせていた。しかし、いちかが知る由もなかった。この夏が、彼女の想像をはるかに超える「特別」なものになるとは。
使われていない校舎の掃除中、いちかは大きな鏡に映った自分の姿の代わりに、見知らぬ少女の姿を目にする。友達に気のせいだと言われて一旦は納得するが、その日のうちに、紛失した携帯電話を手にしたその少女が再び鏡の中に現れる。黒木まなつと名乗った少女は鏡から抜け出し、携帯をいちかに返す。驚いたことに、いちかの携帯ストラップの石は色を変え、世界を見守る12体のジンの力を借りられるようになっていた。
『うた∽かた』は、精霊たちとの関わりを通して新たな気付きを得ていく少女の物語。ジンたちが圧倒的な光景を見せるにつれ、やがて彼女にも圧倒的な思いが訪れる――
[Written by MAL Rewrite]
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