ある美しい秋の夜、蛍、蜂、カマキリ、蝶、カエル、小魚、小エビなどが集まって歌と踊りの夕べを開いた。幕が上がると、蛍は色とりどりの光を放ち、クツワムシとスズムシは美しい音楽を奏でた。演目が終わると、主役のアゲハチョウはトンボから献上された花をすべて奪い取り、自分の演目が一番人気だと驕り高ぶった。翌日の夕べでは、照明も音楽も小蝶の伴舞も拒み、一人で演じたが、観客たちは見向きもせず、アゲハチョウは悲しみのあまり泣き出した。すると蛍が再び照明を灯し、楽団が舞曲を奏で、小蝶も舞台に上がって伴舞を始めた。千変万化の舞いで、公演は大成功を収めた。これによりアゲハチョウは、皆の力を借りてこそ物事を成し遂げられるということを深く悟ったのである。
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