本作は人形劇アニメーションである。「東郭先生」の物語は、明代の馬中錫による『中山狼伝』に由来し、東郭先生が中山狼を助けたが、逆に狼に害されかけるという教訓を描いている。
心優しい東郭先生は、本でいっぱいの袋を背負い、ロバを連れて道を急いでいた。その途中、傷ついた一匹の狼が彼の前に現れ、自分は善良な狼だと訴え、狩人に追われているので命を救ってほしいと哀願した。東郭先生は憐れみを覚え、袋の中の本を全て取り出し、狼をその袋に隠した。狩人が追いついて狼の行方を尋ねたが、彼は知らないと答えた。しかし、袋から出た狼はすぐに本性を現し、「袋の中では長い間閉じ込められて、すでに腹が空き果てている」と言い、東郭先生に「善人は最後まで善人であれ」と、自分への食料になるよう迫った。東郭先生が驚き慌てていると、一人の農夫が通りかかり、巧みな計略で狼を捕らえた。東郭先生は、人に慈悲をかけるにも場合をわきまえるべきだと悟るのであった。
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