ある老夫婦には子供がおらず、そのことを悲しんでいた。ある日、夫が人形のような木の根を掘り出し、妻に子供代わりとして与えて楽しませた。しかし、思いがけなくも、その人形の木の根は本当に生き返り、老夫婦は狂喜して、それをオチコと名付けた。オチコは明らかに食欲旺盛な子供で、いつも食べ物を欲しがって泣き叫んだ。老夫婦はオチコを満腹させるために全財産を使い果たしたが、それでもオチコは空腹のまま家の猫を捕まえて食べてしまった。肉の味を覚えたオチコはそれ以降、他の食べ物を拒否し、偶然家に入ってきた郵便配達員や通行人、さらにはアパートの隣人までも食べてしまった。老夫婦は驚き恐れたが、どんどん大きくなるオチコに対して明らかに手の施しようがなく、ついには自分たちも食べられてしまった。束縛を失ったオチコは大通りに出て、出会う生き物すべてを底なしの胃袋に収めた。畑でキャベツをむさぼり食った後、オチコは木の下で眠りについた。そこへ怒り狂った畑の持ち主の老婆が斧を振り上げた……
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