福島事故から2年後、孤児となったアキコとオオタニは、避難キャンプで祖母オバサンと暮らしていた。オバサンが亡くなり、遠縁のおじが東京へ連れ戻そうと現れると、オオタニは姉に逃げるよう説得する。二人は立ち入り禁止区域の中心、富岡にある家の仏壇に祖母の遺灰を納めなければならない。妖怪とアキコにしか心を開かない無口な少年オオタニと、小さな美容ブロガーのアキコは、通過儀礼の旅に出る。蝶に情熱を注ぐ無口な警察官と、せっかちなおじに追われながら、子供たちは自然が徐々に権利を取り戻す福島の奇妙な地方を再発見する。悩める動物を助けることを選んだ風変わりな老人に助けられ、兄妹は放射能から生まれた全新種の妖怪と対峙することになる。
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