リンガリンドの世界は、神秘的な壁に囲まれ、その向こうには何もないと思われている。大地の母として崇められるその壁は、「落宝」と呼ばれる天からの贈り物のカプセルを大陸中の各地へと届ける。月に一度到来するそのカプセルには、装着者が「ブライハイト」と呼ばれる機械生命体へと変身できる金属製の腕輪が収められている。その結果、リンガリンドは絶え間ない戦乱に陥り、各国はこの供物を手に入れることで自国の軍事的優位を強化しようと争っている。
ある日、一つの落宝が田舎に不時着し、中からは予期せぬ居住者——謎の黒髪の男が現れた。自らを「バック・アロウ」と名乗るこの奇妙な新来者は、壁の向こうから来たと主張し、リンガリンドの教義的基盤全体を覆す可能性を秘めたその発言に、全ての視線が注がれる。
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