

Sora yori mo Tooi Basho
周囲の世界に対する圧倒的な憧れを胸に、玉木マリは常に宇宙の彼方にあるものに思いを馳せてきた。しかし、内にそんな大きな志を抱きながらも、未知への恐怖と自らの限界への不安が、彼女をいつも足踏みさせてきた。高校二年生になった今、マリはこれ以上青春を無駄にしないと、かつてないほど強く決意している。それでもなお、恐怖が彼女の大胆な一歩を阻んでいた――そんな彼女が出会ったのは、同じように大きな夢を持つ少女だった。 母親の失踪をきっかけに、小淵沢報瀬は南極行きの資金を貯めるため、懸命に働いてきた。周囲からの疑念や嘲笑にもめげず、報瀬は宇宙よりも遠い場所で母を探すため、この旅に出る決意を固めている。報瀬の決意に触発されたマリは、彼女に加わる機会を即座につかむ。やがて、彼女たちの行動は、目立ちたがりで陽気な三宅日向や、上品なお嬢様の白石結月の注目も集める。個性豊かな四人の少女は、それぞれの「大きな何か」を求めて、凍てつく南へと船出していく。 [Written by MAL Rewrite]