1985年から1986年にかけて発売されたOVA、全3巻。また、1985年には「ACT I」と「ACT II」を再編集・上映した劇場版も存在する。
ベトナム戦争が終結して間もない頃、世界情勢は混乱を極めていた。そんな時代背景の中、中東の国家「アスラン王国」では政府軍と反政府軍の内戦により、国全体が不安定な状況にあった。物語はここで繰り広げられる:アスラン政府軍の麾下には、戦区88に駐留する外国人傭兵部隊が存在した。
戦区88では、人種や国籍の制限はなく、空戦を職業とする卓越した戦闘技術を持つ戦闘機パイロットたちが集結していた。彼らは任務に応じて報酬を受け取り、命を賭けて苛烈な戦闘に身を投じる。
「地獄の契約書」に署名し戦区88にやってきたパイロットが離脱するには、3年間生き延びて脱出するか、150万ドルの違約金を支払う以外に方法はなかった。
主人公の風間真は、親友と思っていた野心家・神崎悟に騙され、毎日が死と隣り合わせの戦区88に送り込まれる。神崎は風間が三日と持たずに戦死すると考えていたが、予想に反し、風間真はここで極めて卓越した空戦能力を発揮した。ミッキー、クレック、基地の商人マッコイ親父といった仲間たちの助けもあり、彼はすぐに戦区88のエースパイロットとなった。
風間真が戦区88で戦う理由は、金のためでも戦争が好きだからでもない。最愛の婚約者で、大和航空社長の令嬢である津雲涼子が日本で待っているからだ。生きて帰るためには、戦わなければならない。
旧友の陰謀によって翻弄され、常に死の危険に直面する過酷な運命。躍動感あふれる至近距離でのドッグファイトと絶妙な心理描写を通じて、風間真という人物像が鮮明に描き出される。
内戦はついに終結し、反政府軍は死の兵器商人「プロジェクト4」の支援を受けて政府軍を打ち破った。風間真はアスラン国王ザックをフランス・パリへ護送した後、アスラン王国傭兵軍からの退役を許可される。自由の身となった風間真だったが、解放の喜びは得られず、むしろ焦燥感は増すばかりだった。自らの手がすでに血に染まっている以上、以前の生活には戻れないと悟ったのだ。この執着を断ち切るため、彼は政府軍から反政府軍の手に渡ったアスラン王国の戦区88基地上空へと戻って行く。ここでの一切に決着をつけなければ、彼の心は決して平静を取り戻せないのだ……
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